こんにちは!おでこちゃん平井です(^^)/
今回は前回に引き続き過去の社員旅行での思い出を振り返ります!前回はグアムでしたが今回は鹿児島と沖縄の社員旅行に行った際のお話です(^^)/
“一日目は鹿児島の知覧”
知覧に来た一番の目的は「富屋食堂」にいく事でした。
ここは大東亜戦争末期に軍の指定食堂として特攻隊員を支え、当時の女将だったトメさんが隊員たちの
本当のお母さんのように、若くしてお国の為にと明日死にゆく青年達と最期を過ごした場所です。
「特攻の母」として『俺は、君のためにこそ死ににいく』という映画のお話のモデルとなった方です。
特攻隊の真実を語り継いでほしいというトメさんの遺志を継ぎ食堂を残し
今回はその場所で食事をし講和を聴かせて頂くという貴重な時間を過ごしました。
この食事は戦後発展を遂げ裕福になった日本でしたが、富屋旅館を訪れたお偉いさんへのおもてなしの食事として戦時中贅沢品とされていた
サツマイモ、イワシのめざし、塩握りの3品をベースに変わらずに提供していました。
明日命をかけて特攻していく青年たちでさえ食べることなどできなかった、、
そんな当時と同じ場所で食べる食事は何とも表現できない気持ちになりながら黙々と味わいました。
戦後富屋食堂を訪れたお偉いさんたちの中には、こんな質素な食事内容を出すなんて失礼だと感じる方もいたそうですが、、
何を感じ何のためにここを訪れようと思ったのか、その当時から体裁ばかりの心無い大人はたくさんいたんだなと残念に感じます。
知覧ではあの当時の日本人が何を思い何を大切にしどんな誇りを持ち、命をかけてなぜその覚悟を持てたのか?
講和を聴かせていただきながら、たくさん考えるきっかけになりました。
あなたの使命は何?今なぜここに今受け継がれた命があるのか?
徳を積んでいく事、それは損得ではなく、誰かのためにと善きことをすること。
誰かに愛されたいではく、命をかけてでも守りたいと愛せる人が自分にはいるのか?
きっとあの当時の青年たちは、そんな愛すべき人の生きる未来の豊かな日本を信じ覚悟を持てたんじゃないかなと感じます。
自ら死にに行く事はすごくすごく怖いし逃げ出したい思いも、愛する人とずっと一緒にいたいと寂しく思う気持ちも
最後に一目家族に会いたい気持ちもそれぞれたくさん心の葛藤はあったはずなのに、残した手紙に書かれている内容には
残された相手を思いやる文章や、笑顔で旅立っていく姿が浮かぶような文章、心から幸せを願う文章。
きっと震えながら恐怖と戦いながら書いたはずなのに、最後まで相手を想っているその生きざまに感動しました。
今の日本人に失われつつある誇り。
皆さんも知覧に行く機会があれば、富屋食堂と知覧特攻平和館を訪れてみてください。
次は2日目以降の沖縄旅行のお話をします☆