ところでなんで髪は弱酸性なの?
こんにちは、ラテ自由が丘 髪質再生師よっしーこと吉川です。
髪が弱酸性なのは皆さんご存知だと思います。
そうです、人間は体内はアルカリ性、肌など表面の部分は弱酸性になっています。
もちろん髪も弱酸性。シャンプーなどのCMで耳にする事があるので皆さん知っていると思います。
今日は、髪の弱酸性をもう少し詳しく説明したいと思います。
アミノ酸とは?
髪はタンパク質で出来ています。そのタンパク質はアミノ酸が集まって出来ていて、構造は数珠の様に繋がっています。
一つのアミノ酸は分子中に、酸性のカルボキシル基COOHと塩基性のアミノ基NH2を持った構造をしています。
こんな感じですね。
そしてこの-R部分はアミノ酸の種類によって違った構造の分子が付くのですが、その数が20種類。なのでアミノ酸の数は20種類になるのです。
アミノ酸のほとんどは中性なのですが、-R部分が酸性や塩基性の性質を持ったものもあります。それによってアミノ酸自体が酸性や塩基性の性質を持つようになります。
馴染みのあるアミノ酸として、酸性のグルタミン酸と塩基性のアルギニンがあります。
前者は味の素の旨み成分、後者はスポーツドリンクなどに配合されていますね。
そしてなんと、髪を構成しているアミノ酸で一番多いのがグルタミン酸。次がアルギニン。もちろん他にも色々あるのですが、最終的に酸性アミノ酸であるグルタミン酸が多いので髪は弱酸性になるのです。
えっ?味の素を髪に溶かしてつければ髪は良くなるかも!?と思うのですが、味の素は髪に吸着せず留まらないので、あまり効果は無いと思います。あくまでも調味料ですからね^^;
美容院はカラーやパーマをする場所ですよね。
主にカラー剤もパーマ液もアルカリ性(塩基性)のものが多く(必要なので)、施術後の髪はアルカリに傾いたままの状態になります。
ですが髪は自然に酸性に戻る力がありません。そのままではアミノ酸同士の結合が弱くなったままなので必ず戻す必要があります。
なので弱酸性に戻すトリートメントがあったり弱酸性のシャンプーなどが髪に良いとされています。
施術後の髪を傷みにくい状態に戻す事になりますからね。
ちなみにラテでは、当然アルカリも使いますが、独自の施術法のため仕上がりの際は髪は弱酸性になっているのでご安心くださいね!
髪が弱酸性の理由でした^^
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