不景気のあおり?
世の中は不景気なのでしょうか? それとも、マスコミの影響で
消費意欲がなくなっているのか?・・・
不思議な現象が起きているそうです。
先日あるセミナーに行ってまいりました。
それは、異業種の情報交換の場。
ある車関係の仕事をなさっている社長さんのお話ですが、
ここ2~3ヶ月の間に、フェラーリなどの高級外車の需要と供給のバランスがくずれ、
なんと、今まで人気があって値が下がらない車種も、ものによっては¥500万円も
値崩れしているようで、異常事態だそうです。
その方いわく、1千万円以上の車を買っていた人たちが、急にお金がなくなったわけではなく、
消費意欲がなくなったのが、主な原因だそうで、それで需要と供給のバランスが崩れて、
さらに、車両価格の値崩れを起こし、売りたくても売れない。値崩れがこわくて、買えない
という悪循環が起こっているそうです。
しかし、そういう現象が起っている裏側で、
数百万円も値崩れして安くなった車を何台もまとめ買いしている方もいるそうです。
この不景気風が舞い込んでいる中、消費意欲が激減しているのも事実ですが、
本当に不景気なら、そもそもそういうぜいたく品が売れるはずないのにな~と思います。
不景気還元セールと称して、割引率を提示した某デパートのブランドセールに
人が群がる現象。
これも、本当にお金がないのなら、買う必要がないものです。
自動販売機が並んでいるオフィス街で、¥100の自動販売機を置くと
即日売りきれるそうですが、¥20円に困っている人が買うのではなく、
普段買わない人までもが、安いと感じて何本も買っているそうです。
「¥120だと買わない。」でも「¥100だと安いから買う。」
¥100だから、普段買わないけど3本買う。
ということは、普段よりも消費してということです。
だから、お金がないから買わないのではなく、
マスコミの影響で、不景気風にあおられて、消費意欲をなくしていると
錯覚しているのが、今の日本なのではないか?と強く感じました。
という私も、先日¥100の自動販売機の前で立ち止まり、
飲みたくもない缶コーヒーを2本も買ってしまいました。
やはり一番必要なことは、自分にとって必要なものなのか?
自分にとって価値のあるものなのか?
ということが、消費基準にならなければけないなーと
つくづく思いました。