今回、私がミラノコレクションに参加できたのは、
コレクションの方から、オファーがあったからです
毎年コレクションから依頼されるので、その年によっては
ヘアーをしたりメイクをすることもあります。
私は、お店の撮影の時はメイクを担当するので、
コレクションもメイクをさせてもらうことになりました。
まさか、私がコレクションに入れることは、夢にも思ってはいませんでしたが
さて、話はミラノに戻ります。
ミラノコレクションのバックヤードで、いよいよメイクが始まります
メイクはMACのトップメイクスタイリスト トム ぺシュー(Tom Pecheux)がします。
デモストレーションがあり、
決まった色や形を同じように
全員のモデルにやっていきます。
コレクションのメイクは、アイシャドーとハイライトに同じ色をのせて、
リップは赤で、その上に白いパウダーをのせて
マットに仕上げるかんじです。
アイライナーやマスカラなどはしないで
かなりナチュラルメイクでした
お互い座りながら、リラックスしている様子でメイクしていました。
そして、楽しそうに話をしながらです
モデルの緊張をほぐしているようにも見えました。
そういった雰囲気も作るのもプロとしてさすがだなと思いました
私は、一人で緊張しながら
有名なメイクアップアーティストの仕事を目の前で、
見れることはめったにないと思い、
目を凝らしながら見ていました。
トムは、筆を使わないので指で色をのせていきます
その手つきは、やわらかく、まるで絵をかいているようです。
自分が思い描いているものがあり、
それを自由にやっているのが、とても印象的でした
私も撮影でメイクをしますが、何かするのも形にとらわれていて
やり方にこだわっていたと気付かされました。
トムの仕事を見て、もっと楽しんで
やりたいイメージをはっきり出してやっていこうと思いました。
次は、私の出番です