ホームケアの考え方と目に見える実験結果

ホームケアの考え方と目に見える実験結果

こんにちは吉川です。髪質再生師よっしーです!

 

お客様から「扱いやすくなった」、とか「綺麗になった!」と言われるととても嬉しく思います。

友人や知り合いの方から言われたと聞くとなおさらですね。

改めてもっと頑張ろう!気合いが入ります。

今日はパーマがかからない、スタイリングが上手くいかないと感じている方へのお話しです。

 

パーマがかかりにくい原因は

①もともとの髪質の問題

②髪のダメージの影響の2通りに分けられます。

 

もともとの髪質の場合は、

パーマのかけ方で解消できる場合がありますが、

ダメージの場合

色々な対策をすることで綺麗にかけられるようになるんんです。要はコンディションを作るということですね。

それにはとにかく髪を労る訳ですが、

ただご自宅でトリートメントをするだけでは足りない場合も。

 

 

そもそもパーマはどうかかるのか?

原理そのものを知ることで日頃のケアの考え方、行い方が整理されることにも

簡単な説明になりますが、1本の海苔巻きを想像して下さい。

海苔はキューティクル ご飯の一粒一粒がアミノ酸で出来ていて

集まってたんぱく質と呼ばれるもので出来ている、髪はそんな構造をしています。

 

パーマはこのお米の部分にかかるのですが、

かかりの悪い場合は、このお米の数が少ない事が一番影響します。

 

お米の数は、もともとの髪質により多かったり少なかったり決まっているので

これが髪質によってかかり方が異なる理由ですね。

当然お米が少ない方はかかりにくくなります。

乾かすとパーマが伸びる、ダメージが少ないのにもかかわらずそういう方は

施術過程で髪を乾かす形状記憶系のパーマがお勧めです。

ラテのメニューであれば美REMAKEドライカールですね。

 

 

そして、もう一つはお米部分がダメージにより減ってしまった場合。

こちらは髪質を作っていければ綺麗なパーマも実現可能に。

但し、根気が必要な場合も。

 

やはりホームケアは超重要です

サロンケアも大切ですが、サロンで良くしてもホームケアがいまいちであれば

全く無意味になってしまうことも。

自宅のケア次第で、髪の成分の流出量が驚くほど変わります。

 

 

トリートメントへのこだわりは意味が無い?

全くそういうわけではありませんが

自宅ケアで行なえる一般的なトリートメント、コンディショナー、リンス、ヘアパック類は

油分主体のカチオン系の成分でできています。

要は油で覆いつるつるとさせることが、トリートメントの目的になっています。

 

海苔巻きのお米部分はたんぱく質、脂ではないので

いくら付けたからと言ってかかりが良くなる事はないのです。

※もちろんすべりが良くなることで、綺麗に見えたり髪の摩擦が減るのでダメージ予防効果はあり

 

それよりもシャンプーにこだわりを持って

そもそも髪を洗うことは髪を傷めることになるからです。

洗浄力のマイルドなものを選ぶべし

そして一番良いのは、自宅でも髪質再生を行なうこと

ホームケアラインの美REMAKEシリーズ04 06 アミノセルの併用がお勧めです。

出たら入れる、シンプルな考えの下、髪の擬似成分を毎日髪に蓄積させてくれます。

 

ということは、いづれパーマができるコンディションにいち早く近づくということに。

 

最後に成分の流出の参考画像を

カラーの退色実験画像ですが、

(どのくらい色持ちが良いのか最適な施術を行なうための実験しました)

カラーの染まる場所も、海苔巻きで言うお米の部分でパーマのかかりを左右するところです。

色素の退色=成分の流出量と考えて頂ければ宜しいかと思います。

 

 

 

毛束の左部分を6トーンのアッシュ系ブラウンで染めた状態

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これをシャンプーして乾かすを繰り返します。

※一般的なシャンプーと比べ活性剤濃度の濃い洗浄剤(洗浄力が強い)で実験しています。

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10回 少し分かりにくいですが退色が確認できます。

 

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20回 退色が進んだ様子

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30回 少し差がありますがかなり元の状態に近づきました

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40回目ほぼ同色になりましたね

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当たり前といえば当たり前ですが、洗うってこういうことになんですね。

髪の成分の流出対策が綺麗な髪を維持する鍵。

手間と思わず取り組むことで綺麗な髪を楽しめますよ!

皆様、是非!